「じつはあまり知られていない融資のしくみ」
そもそも、融資がどういうプロセスを経て行われるのか、ご存じでしょうか。金融機関ごとに多少の違いはありますが、融資が実行されるまでには、基本的に次の4つの段階を経ることになります。
①担当者との面談
②必要書類の提出
③金融機関での審査
④融資の実行
まずは担当者を通じて融資を申し込み、資金の用途などを伝えます。そのうえで貸借対照表や損益計算書など、決算書一式の提出が求められ、それらをもとに金融機関では融資を実行すべきかどうか、さまざまな観点から審査を行います。そうして最終的に案件が決裁されると融資が実行される、という流れになります。このなかで、最も重要なプロセスは③金融機関での審査です。
審査で最も重視されるのは、返済能力と融資効果の2点です。つまり、貸した資金が計画どおりに返ってくるかということと、お金を貸すことによって融資先にどのようなメリットが期待されるのかということです。
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