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【銀行融資】コロナ融資返済対応④

コロナ融資返済に向けた資金繰り対策として、2点目に「新規融資」について説明をしました。今回は、そのメリット、デメリットを解説します。

新規融資のメリットは融資の通常取引なので事業者も金融機関も取り組み易いということです。考えられるケースとしてはコロナ融資だけではなく他にも既存の借入金がある場合です。

例えばB社は乙銀行から2020年7月にコロナ融資1,500万円を借りました。その際、乙銀行ではコロナ融資以外の借入金が2,000万円ありました。3年後の2023年7月からコロナ融資の返済が始まります。コロナ融資以外の借入金については返済が進み1,000万円になっていました、つまりこの3年間で1,000万円返済したということです。コロナ禍で借入金の返済をしてきたことで手元の現預金が減少しています。そこでB社は手元資金を確保するための資金繰り対策を考えます。乙銀行からは返済実績を見て1,000万円であれば借入可能と聞いて、新規融資を申し込みました。このような融資取引は金融機関では借入の復元資金という呼び方をしています。つまり返済実績分を復元する借入ということです。ただし業況や財務内容に特段問題なく、融資取引を継続している場合の対応となります。

通常取引なのでデメリットはありません。強いて言うと事業者から見ると、新たな借入をすることで合計の借入金が減らず、金利負担がかかり、将来的に返済負担となることです。

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